娘が笑う、鬼も笑う

辞書を編む (光文社新書)


今日は娘の誕生日だったので、
気合いを入れて早めに帰った。
とにかく走りまくったので、
復路ベストのタイムが出た。


車中のとも。
飯間浩明辞書を編む (光文社新書)』(光文社)


目次ですでにおもしろい。
小人数、という言葉を知る。
「こにんずう」とふりがながふってある。
「あれ、しょうにんずうの間違いでないかな」
と思ったが、それは「少人数」だった。


「こにんずう」とケータイで打っても変換されない。
でも、むしろ少人数より小人数のほうが原型らしい。

私は、「記述をくわしくするか、簡単にするか」をよく人物画にたとえます。「この人はこういう顔をしています」と示すには、レオナルド・ダ・ビンチのように、精密な肖像画を描く方法もあります。一方、和田誠さんや高橋春男さんのように、簡単な線で特徴を捉えた似顔絵を描く方法もあります。『三国』は、いわば似顔絵派というわけです。(p.42)


なるほど!


『辞書を編む』の帯の後ろ側には、【光文社新書の好評既刊】として、
日本語に関する書籍の紹介があり、一番下にはオカタケ師匠の、
『読書の腕前』*1も載っている。上から順に、8刷、8刷、4刷ときて、
オカタケ師匠のは2刷だ。なんてことだ!名著だよ、これは!
12刷でもいいくらいだ。でもまあ、この本が「光文社新書」で出たのは、
改めて、よかったなーと思った、なんだか。『辞書を編む』も並べよう。


娘は食欲旺盛で、夕飯を食べ過ぎたうえに、
きちんとケーキにも手を出した。ローソクの火を怖がったのは、
むしろ健全な証拠として、寿ぐことにした。
来年は、自分で吹き消せるかしら。