今も、神様じゃない

車中のとも。
小林信彦パパは神様じゃない (ちくま文庫)』(筑摩書房


面白い。
赤ちゃんのことばかり書いてあるわけでなく、
むしろ赤ちゃんと関係ない文章の続くところに感心する。
そして再び赤ちゃんが現れる…。


面白い。

それから、時間を読んだ上で、もう一度、かけてみた。今度は、看護婦が出て、お生れになりました、・・・・・・女の子さんです、と答えた。(p.29)


そういえば、うちのときは生まれる前に性別がわかっていた。
一時は「生まれるときまで知りたくない」とも思っていたが、
いまどきは事前に知っておく方がほとんどのようで、
耳をふさいでいやいやするのもおっくうだから、
「女の子さんです」は先に済ませておいた。


そして、生まれたことを知ったのは、妻からのメールであった。
そんなものか、とも思うが、とんでもない時代だなぁ、とも思う。
まぁ、そういう舞台装置に変化はあるにせよ、赤ちゃんと父親との交流は、
ちぐはぐで心温まるものであります。それは、きっとうちも同じだろうよ。