一瞬をちりばめて
妻の両親と弟が家に来て、夕飯を共にする。
トイレに入って、ふと、ダイニングに溢れる家族を思う。
もはや、それは、妻の実家とほぼ変わらない顔ぶれだ。
(妹さんが来ればパーフェクト)
トイレにいる私と、先に眠った娘だけが、
「家族」に後から参加したメンバー。
そういう「自宅」なのにアウェイな感じが、
とても面白く感じられた一瞬でした。
車中のとも。
檀ふみ『父の縁側、私の書斎 (新潮文庫)』(新潮社)
「のんびり」とは、この一瞬のことなのかもしれない。(p.80)
そう、そんな風に、一瞬の思いというのが、
前後の思い出にも残らない時間を代表しているのだ。
記憶に残っているあれやこれやというのは、
そういう一瞬たちが申し訳程度に、
集まって出来たコラージュ。
気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
『ダ・ヴィンチ 2012年 08月号 [雑誌]』(メディアファクトリー)
St.ジョン・グリーン、鹿田昌美『ママのリスト 私が死んだら、息子たちに2回ずつキスをしてね』(イースト・プレス)
村上春樹、大橋歩『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』(マガジンハウス)