冴えない男子の勉強法

盛岡さわや書店奮戦記―出版人に聞く〈2〉 (出版人に聞く 2)


帰り、中学生の男子ふたりが、
試験について語り合っていた。片方は、お勉強できそうな感じ。
もう一人は、あんまし得意じゃない感じ。できそうな方がもう一人に、
「俺は一回説明聞いたら、覚えちゃうんだ」とか言っていた。
もう一人は不安そうな表情をしつつも、必死に応戦していた。
なんちゅうか、いい時間を過ごしておるな、君たち!


読了。
伊藤清彦『盛岡さわや書店奮戦記―出版人に聞く〈2〉 (出版人に聞く 2)』(論創社

 その店のポテンシャルを最大限に引き出すことだけを常に念頭に置いて働いてきた。そのためのポップ(POP)戦略であり、雑誌の時間差攻撃であった。文庫のオセロ方式平台フェアという究極の手もあるにはあるが。
 考え得る限り、様々な事を試みてはきたが、最も迂遠に見える道が、実は最短な道だったという真実に行き着く。
 それは、本を読んで内容を知るということ、これに尽きると思う。
(p.169-170)


あたしが読んでいる本は、
自分の店では置かない(置けない)本が多いしなー。
絶版だったりとか、担当ジャンルじゃなかったりとか。
売れる(売りたい)本も、読まなきゃなのかなー。
そこに力を注げないあたしは、書店員失格かしらねー。


語尾を延ばしてうやむやにしようとしているけれど、
あの、本屋さん、改めてがんばります。
少しの事すら試みるに至っていないが、
まずは自分のポテンシャルを、
最大限に引き出すとしよう。


車中のとも。
築山節『脳が冴える勉強法 覚醒を高め、思考を整える (NHK出版新書)』(NHK出版)


このシリーズ、「生活人新書」という名前から、
「NHK出版新書」に変わったんでしょうかね。
・・・変わったらしい(ウィキペディアで確認)。
というか、日本放送出版協会NHK出版になってた。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
佐野眞一別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判』(講談社