荒川さんからの手紙

ことばの見本帖 (ことばのために 別冊)


荒川洋治関川夏央高橋源一郎平田オリザ加藤典洋ことばの見本帖 (ことばのために 別冊)』(岩波書店


荒川洋治の担当したアンソロジー「詩と光景」を読む。
草野心平の詩「サッコ・ヴァンゼッチの手紙抄」で、
サッコ・バンゼッティ事件というのを知る。*1
死刑台のメロディ [DVD]』という映画もあるそうだ。


相変わらず、荒川洋治の文章は、
ぼくの時間の流れを緩めてくれる。
文章だけでなく、この編み方も。
アンソロジーという手法の妙。


知らないことを伝えてくれる、
荒川さんの声(聞いたことはないが)に、
励まされるようにして、また、
本から目をあげる。


手紙をもらったような気分。