2009-09-18 荒川さんからの手紙 荒川洋治、関川夏央、高橋源一郎、平田オリザ、加藤典洋『ことばの見本帖 (ことばのために 別冊)』(岩波書店) 荒川洋治の担当したアンソロジー「詩と光景」を読む。 草野心平の詩「サッコ・ヴァンゼッチの手紙抄」で、 サッコ・バンゼッティ事件というのを知る。*1 『死刑台のメロディ [DVD]』という映画もあるそうだ。 相変わらず、荒川洋治の文章は、 ぼくの時間の流れを緩めてくれる。 文章だけでなく、この編み方も。 アンソロジーという手法の妙。 知らないことを伝えてくれる、 荒川さんの声(聞いたことはないが)に、 励まされるようにして、また、 本から目をあげる。 手紙をもらったような気分。 *1:サッコ・バンゼッティ事件(ウィキペディア(Wikipedia))