先生！ウチダせんせい！

読了。
内田樹『「おじさん」的思考』（晶文社）
「第４章 「大人」になること―漱石の場合」が面白かった。
『先生はえらい (ちくまプリマー新書)』（筑摩書房）と共通の、
「先生とは」「学ぶとは」についての考察。
『こころ』、『三四郎』を読み直したくなり、
未読の『虞美人草』にも興味が沸いたわい。

気になる新刊。
柳美里『柳美里不幸全記録』（新潮社）
村上春樹『東京奇譚集 (新潮文庫)』（新潮社）
現代美術二等兵(ふじわらかつひと&籠谷シェーン)『駄美術ギャラリー』（マガジンハウス）
『+ DESIGNING (プラスデザイニング) 2008年 01月号 [雑誌]』（毎日コミュニケーションズ）
『yomyom Vol.5』（新潮社）*1
多田富雄『わたしのリハビリ闘争 最弱者の生存権は守られたか』（青土社）
大塚宏子『ピエール・モリニエ画集 (Panーexotica)』（エディシオン・トレヴィル）
嘉門達夫『た・か・く・ら』（扶桑社）
太田尚樹『赤い諜報員 ゾルゲ、尾崎秀実、そしてスメドレー』（講談社）
宮本和義、アトリエM5『近代建築散歩 東京・横浜編』（小学館）
宮本和義、アトリエM5『近代建築散歩 京都・大阪・神戸編』（小学館）

『東京奇譚集』、おさるさんの装丁はなかなか素敵だけど、
もうちょっとだけ、「重み」みたいのがほしいと思っちゃった。
それは単に物理的な問題なのかもしれない。
・・・せっかく文庫になったのに？
『た・か・く・ら』は小説らしい。芸能人の小説、多いね。
「替え小説」じゃないんだろうな、たぶん。

*1:yomyom/新潮社：http://www.shinchosha.co.jp/yomyom/