ようやくの、ささま

荻窪
なんど来ても閉まっていたささま書店に、
ようやく入ることが出来た。


店の外の棚をじっくりみる。
チャンドラーが何冊かある。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))』以上の小説は、あるのか。
面白かった作家のほかの本は、
意外に読めなくなったりする。


店に入る。
カウンターの男のヒトと、言葉を交わすお客さんが、
ちらほら。常連か。ゆっくりと、棚を見てまわる。
連れと比べて、本棚を見るスピードが遅いことが、
悔しいと思うことがあった。古本祭りなどで時間がないとき、
スピードが遅くて全部見れなかったりしたからだ。


でも今日は、ゆっくりと見る。
ぼくが楽しめればいいのだ。ゆっくり。
ちくま文庫で知らないのがたくさんある。
バラードはない。


写真を撮りたいな。
そんな気持ちを、今日は押し殺さなくてすんだ。
これを買った。
日常生活―写真の日々、日々の写真。 (日本カメラMOOK)』(日本カメラ社)
佐内正史や野口理佳、平間至などの写真が載っている。
野口理佳は、仙台で見た写真展がよかった。
あれの写真集、出ないかな。


ロイホで飯食ってから、ブックオフ
谷川俊太郎谷川俊太郎の33の質問 (ちくま文庫)』(ちくま文庫)発見。
250円。むう。持ってるけど、誰かにあげよう。


写真気分に乗じて、こいつも抱える。
片岡義男ホームタウン東京―どこにもない故郷を探す (ちくま文庫)』(ちくま文庫


ブックオフの単行本コーナーは、あまり得意ではない。
漠然としているように思うのだ。著者あいうえお順は苦手だ。
文庫や新書みたいに、出版社ごとに分かれた上でないと、だめ。


それでもたまには、欲しい本にいきあたる。
スペースの都合で単行本は敬遠しているのだが、
100円とかじゃなかったらやめることが多いのだが。
斉藤洋童話作家はいかが』(講談社
購入。


ルドルフといくねこ くるねこ (児童文学創作シリーズ)』も、
ちかぢか買ってしまうんだろうな。


車に戻って、『33の質問』を連れに自慢してから、
進呈した。彼女よりそれを喜んでくれそうな人は、
ちょっと思いつかなかった。