2004-09-08 隠された輝き 山口瞳『わたしの読書作法』が 一冊、ブックトラックに乗っていた。 すでにbk1では見ていたのだが、実物の装丁はとてもよかった。 たとえばホンマタカシの浦安近郊を撮った写真のような印象だ。 無人の光景にしばらく、閉じ込められる。この素敵な表紙はしかし、棚差しにされてしまえば見えなくなる。 そのようにして無数の魅力的な本は息を殺して、 本屋さんの本棚に潜んでいる。