無為と慣れ

信念に生きる――ネルソン・マンデラの行動哲学


接客の研修を受ける。
なかなかに、奥が深いなぁ。
というか、「慣れ」にやられているのか。
もう一度、しゃんとして、笑顔。


車中のとも。
岡崎武志古本生活読本 (ちくま文庫)』(筑摩書房

古本屋へ行くという行為は、半ば、見返りのない無為な、それだけに純粋な時間を買いに行ってるようなところがある。探している本のみを追いかけて、目の色を変えて飢えた犬のように古本屋を回るのはなんだかいただけない。(p.17)


「純粋な時間を買いに行」く、という発想は、
とても気軽で、いい。ともすると、「成果」を求めがちなあたしだが、
そうよね、棚を見るだけでもいいよね。・・・でも、もしかすると、
古本屋さんより、新刊書店の方が、そういう気軽さはあるかもしらん。
ぼくにとって、新刊書店は「見るところ」、古本屋さんは「買うところ」、
という棲み分け(?)が、ぼんやりとだけれど存在していて、
せっかく古本屋さんに行くなら、買えなきゃ残念、という、
損な気分が生じているような気がします。古本屋さんにいくときも、
「純粋な時間」を買いに行けたらいいなぁ。


新刊書店なら、「そんなにもお金がないでしょ!」というのがブレーキになり、
古本屋さんの場合は、「そんなにも置く場所ないでしょ!」というのがブレーキになる。
アクセルのことについては、あまり考えないでおきましょうか。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
リチャード・ステンゲル『信念に生きる――ネルソン・マンデラの行動哲学』(英治出版
森まゆみ千駄木の漱石』(筑摩書房


親父が奈良に遊びに来ていて、
一緒に飲んだ。