からいもさん

ハルチン (Mag comics)


岡崎さんの日記で知ったKARAIMO BOOKSに出かける。*1
KARAIMO BOOKS:http://www.karaimobooks.com/
ネットで地図を調べたが、わりと略図。
京都の地名はグーグルマップとかで調べにくい。
いくつかのネット地図やタビリエの付録などを駆使して、
ここだろうというところにしるしをつけておく。


鞍馬口から、歩く。雨はやんでいる。
ここか?ここか?水火天満宮に参ったりするうちに、
見つけました!



外には、100円の箱がいくつも。
すごくいい匂い、カレーだ!
連れの女の子ふたりも、ついつい、
鼻の穴を開きまくってのぞきこむ。


店員さんらしき男女が、おそらくカレーを食っている。
昼飯がまだの僕らは、カレーが食べたくて仕方がない。
しかし僕は、腹が減っても本屋で死ねる。(意味不明)
ゆっくり、外の箱を見て、心を落ち着かせる。


店内はけっこう広い。ゆっくりゆっくり回る。
文庫、新書が並ぶ。岩波ジュニア新書もかためてある。
でもなぜか、カラマーゾフの兄弟の、
中巻と下巻が、離れておいてあったりする。


わざと?


短歌の本が充実している。ほかにも絵本、
地域史の本?民話の本、詩、哲学・思想、
水俣、食の本、日本語・方言の本など。


オリジナルの芋イラスト帯が巻かれていて、
おすすめの1冊がこちら。


デイモン・ラニアン、加島祥造ブロードウェイの天使 (新潮文庫)』(新潮文庫


3冊在庫、面陳してました。1000円。一押しなのね。
他にも、差しの本の間に面陳でリズムを作る陳列。
こいつも気になりました。
塚本邦雄けさひらく言葉 (文春文庫 (403‐1))』(文藝春秋


コミックも、きっと好きな人はどかぶりなんだろう、
というラインナップ。木原敏江岡野玲子萩尾望都
大島弓子しりあがり寿など。


購入。
魚喃キリコハルチン (Mag comics)』(マガジンハウス)
檀一雄青春放浪 (ちくま文庫)』(筑摩書房


お買物にかこつけて、店員さんに話しかけてみる。
今、置いてある本は、もともとご主人の蔵書がメインとか。
素敵な本棚だけれども、このレベルを維持するには、
今後の仕入れが大変そうだ。風船舎の二の舞に、
ならないで!がんばって!


お店には、九州の物産なども売っている。
飴とか。オリジナル文庫カバーも売っていた。
なかなかにお暇らしい。ガケ書房に出している箱?
の売り上げの方がいい、みたいなことも。


カレーは、まかないだったみたい。
女の子は、食べたそうにしていたけれども、
お客さんには出してくれないみたいね。
いもカレー。メニューに加えてくださいな。


既にいくつかのブログで紹介されてました。
東京カフェデイズ
http://cafe-mania.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/karaimo-books-a.html
daily-sumus
http://sumus.exblog.jp/10481039/
mifdesign_antenna
http://www.mif-design.com/blog/2009/03/23-071149.php
拾遺集/pick 'n' pin up
http://sakk33.exblog.jp/10533892/
雨林舎『尻取物語』
http://urinsya.exblog.jp/9376267/


その後、今出川のほうまで歩いていって、
女の子はカレーにありついた。僕はハンバーグを食べた。
雨が降り出して、バスに乗る。京都のバスは、人でいっぱい。
女の子たちのお友達のデザイナーさんの事務所を訪ねる。


手づくりの本棚に並んだ本たちが、素敵!
読まないから我慢して買わないデザインの本たちが、
きちんと栄養になっているっぽい感じで並んでいる。
いいなー、いいなー。ジョジョのすごい本とかも、
なにげに飾られていた。すげー。初めて見た。*2


同級生の彼らに混じって、なぜだか本の話を繰り出したり、
知らない思い出話に微笑んだりしていた。雨降りの、ベランダ。
コーヒー、ごちそうさま。いい時間をありがとう。