通り過ぎた日々

いつも旅のなか


車中のとも。
角田光代いつも旅のなか』(アクセスパブリッシング)


実に久しぶりに電車に乗った。
直射日光を避けるため、変な本の持ち方。
となりのお姉さんに、読ませているような角度。


「旅と年齢」での光代の気づきは、重い。
なかなか、認めたくないだろなあ。
俺にも、きっと、既に何かの、
通り過ぎてしまった日々が、ある。
まだ通り過ぎてしまったことに気づかないまま。