今、この時代

あかいひと


読了。
坪内祐三一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 (文春文庫)』(文春文庫)
これは、まいった。ダイナミックな展開に、
電車で旅行しながら車窓からの眺めを楽しんでいる風。
連合赤軍のこと、放送禁止歌、プロレス、キャロル、
気になる項目がたくさん出てきた。


はたしてぼくは、自分の生きている時代を、
どこまで知覚できているのだろうか。不安。


下北沢ヴィレッジヴァンガードにゆく。
生まれて初めて、「しまった、若いヒトのお店に入っちゃった!」
という焦りを感じた。なんだそりゃ。


なんちゃらいう雑誌の別冊で、
自転車やら旅行についてかいてあるのを見つけた。
ふつうにこころ踊ったのだが、なんとなく、
用意された感にさいなまれ、買うにいたらず。


一人旅、という言葉に、すなおにドキドキしたい。
自転車、という言葉に、すなおにワクワクしたい。

気になる新刊。
須田慎太郎『あかいひと』(バジリコ)
小栗康平時間をほどく』(朝日新聞社
POWER OF CREATOR』(GAUDi co.,ltd.publishing division)
アン・アプルボーム、川上洸『グラーグ―ソ連集中収容所の歴史』(白水社
ジェイソン・ウェブスター、田中志ほり『デュエンデ フラメンコの魔力に魅せられて』(ランダムハウス講談社
オクガワアサコ、おくがわじゅんいち『ステキなカンチガイ―ブラウンのトホホ…』(スターツ出版