突然、げんじつてきな

車中のとも。
村上春樹ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)』(新潮文庫
向山昌子『持たない生活』(晶文社


ずるずると、先延ばしにしていた引越しも、
いよいよ明日、決着しそうである。
基本的な寝泊りは、向こうの部屋になる。


なるべくものを置かないで、本もしばらくは、
実家に残しておいて、、、と思ったのだが、
ちょっとくらいは、と、さきほど20冊くらい、
荷物に詰め込んでみた。洋服とか、CDとか、
それなりにふくれあがる荷物。


これでも、ほとんど持っていかないのだ。
なんせ、ワンルームだ。これも、これも、
と名残惜しんでいては、部屋は充満し、床は抜ける。


つまり、物理的に、(そして経済的に)
ぼくは、持てないおとこであるということだ。


なんと言っても、本が、増やせないってのが、
寂しい限りだ。ほんとに、ほんとうに、吟味して、
今までためてきた本やら、CDやら、芝居のチラシやら、
小物やら、授業のプリントやら、レシートやら、Tシャツやら、
トリセツやら、手紙やら、思い出やら、若気の至りやら、
少しずつ、といわず、一挙に、どばっと、


捨てよう。


・・・少しだけ、待ってね、父ちゃん。
ぜったい、片付けるから、半年くらいかけて。


しかし、『持たない生活』を買ったときには、
それほど差し迫って感じてなかったのだが。
無意識に、感知していたのだね、えへへ。


そして、『ねじまき』が、おもしろい!
小説を読んで暮らしたいねぇ。