中目黒古本めぐり(after ABC)

青山ブックセンター六本木店。
気になる新刊。


帯のデザイン (レイアウトスタイルシリーズ (別冊))』(ピエ・ブックス
柳沢小実リトルプレスの楽しみ』(ピエ・ブックス
町田忍『昭和レトロ商店街』(早川書房*1
梶田真章、村松美賀子『ありのまま―ていねいに暮らす、楽に生きる。』(リトルモア
吉田修一ひなた』(光文社)


中目黒ユトレヒトへ。
先日、ネットで予約済み。7時にゆくよ。
以前、あてずっぽうで探した通りに、ありました!
中目黒マンション。4階です。エレベーターでゆきます。
擦りガラスの向こうにマクドナルドのマークらしきもの。
もう、100%ORANGEのイラストはないのです。


チャイムを鳴らすと、岡部さんがお迎えしてくれた。
玄関で靴を脱いでスリッパに。ふつうに、お宅訪問だ。
ところが入ってすぐ右手にあるガラス張りの引き戸が、
一挙に特別感を頂点へとひきあげる。すげーかっこいい。
あけるためのへこみは、鍵型にくりぬかれている。すてき。


岡部さんがひととおり棚の説明をしてくれて、
さてごゆっくりタイム。荷物は預かってもらえた。
切り株やら小人やらのイスが3つ。広さは、二畳ほどかしら。
値段はスリップに書いてある。新刊と古書が共存している。
さきほどのマックマークは、屏風のような作品、売り物。


途中、岡部さんがコーヒーを出してくれたり、
電話の合間をぬって江口さんが顔を出してくれたりした。
7時半になって男性のお客様が来店。予約なしもありかよ。
3人になるとやや窮屈な感じであるが、どうしても一冊買いたくて、
何度も棚をチェックする。ようやく決定。

購入。
ボオぬまた『ユーモラス・イラストレーション』(グラフィック社)
2800円。がんばった。


8時近くになり、やや腹はへったものの、
飯を食っていてはcow books が閉まってしまう。
いつもよりややお客が多目のcaw books には、
ユトレヒトで見た本がちらほら。
谷川俊太郎の本の群れがなくなっていた。
対談本が並んでいる一角があり。こころ騒ぐ。
外にある文庫棚があいかわらずいい。


何も買わずに店を出る。
中目黒で夕飯と言えばきまってgiggle cafe だけど、
途中でブックオフに寄らずにいられない。
その前に、銀行。買う気だな、お前。


なんと幸か不幸か、タイムセールをやっている。
単行本が2冊で750円。あと、なんか期間限定セールで、
文庫が5冊で1000円。普段は新書から流すのだが、
今日はいきなり文庫を攻める、苦手な単行本をにらむ。


購入。
角田光代これからはあるくのだ (文春文庫)』(文春文庫)
嵐山光三郎東京旅行記 (知恵の森文庫)』(知恵の森文庫)
山田スイッチ『トーキョー放浪記 (知恵の森文庫)』(知恵の森文庫)
青山南外人のTOKYO暮らし (朝日文庫)』(朝日文庫
大泉実成東京サイテー生活―家賃月2万円以下の人々 (講談社文庫)』(講談社文庫)
向山昌子『持たない生活』(晶文社
関沢英彦『ひらがな思考術』(ポプラ社
苅谷剛彦知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)』(講談社+α文庫)
森毅ええかげん社交術 (角川oneテーマ21 (B-1))』(角川oneテーマ新書)
安野光雅空想犯 (講談社プラスアルファ文庫)』(講談社+α文庫)
安野光雅エブリシング (文春文庫)』(文春文庫)
山藤章二『パンの耳』(集英社文庫
12冊。がんばった。


いったい、ぼくは古本屋をめぐることで、
なにを得ようとしているのか。


ユトレヒト、cow books、ブックオフ
中目黒古本めぐりを終えたぼくはつれと一緒に遅い夕飯。
giggle cafe のオムライスは、うまい。