買ったり買えなかったり。

八重洲古書館にて購入。
駒沢敏器『語るに足る、ささやかな人生』(NHK出版)*1
すごくきれい。単行本だと場所をとるからチュウチョするのだけど、
あまりにも美本だったので。そして、序章を走り読みしたところ、
どうやらアメリカを車で旅するエッセイらしい。しかも小さな町「スモールタウン」を。
アメリカを車旅、とくれば、長田弘の『アメリカの61の風景』だ。
あれはよかった。そして、表紙のエドワード・ホッパーの絵にも惹かれた。
で、まあ、結局は買ってしまいました。


いっぽう、発見したものの、買えなかった本もあり。
椎名誠銀座のカラス〈上〉 (新潮文庫)』だ。
なぜ買えなかったかというと、主人公が「椎名誠」じゃなかったからだ。
哀愁の町に霧が降るのだ〈上巻〉 (新潮文庫)』『新橋烏森口青春篇 (新潮文庫)』の続編というからには、
ぜひとも全員実名で登場願いたかった。続き、という風には思えない。
ちゃんと確かめなかったが、たぶん三人称語りになっているんだろう。
ぼくが持っていなかったのも、以前に買おうと思ったときに、
それがひっかかって断念したんじゃないかと思う。
うーん、『本の雑誌血風録 (新潮文庫)』に飛ぶしかないのかな。
こっちは持ってるんだがな。うーん。