贈りものに飽きないで

予定していたことが突然なくなった。
ボブにてぬぐいをあげようと、代官山へ向かう。
代官山へは恵比寿から歩いていく。とうぜんユトレヒトへ寄る。


ユトレヒトは、3月以来か。実はバイトの面接を受けた。
店に入ると、「会いたかった少女」が流れていた。
サニーデイ・サービス!なぜ?江口さんはいない。
アルバイトらしき青年が帰ってくる。こいつが採用されたのか。
岡部さんと話している、話している、仲良しだな。うらやましい。


木下綾乃『手紙を書きたくなったら』(WAVE出版)
ぱらぱらとめくる。サニーデイ、手紙とくれば、
じゅんこを思い出す。この本は、新刊っぽい。
ユトレヒトで新刊書籍を買うってのは、どうなの?


どうにも気分が乗らなかったので帰ろうかと思ったら、
入り口近くにあった暮しの手帖社キッチンクロスが目に留まる。
おふくろの誕生日プレゼントも探していたのだ。
誕生日は3月だったのだが。


曲は「あじさい」になっている。
どうやら『東京』らしい。


買おう。
おふくろに、暮しの手帖社キッチンクロス3枚セットを買う。
じゅんこに、『手紙を書きたくなったら』を。持ってるかな。
岡部さんが覚えていてくれて、うれしかった。
ちょっとだけ話す。覚えてくれているとは思わなかったので、
話し掛けられて、しどろもどろになってしまった。


かまわぬで、てぬぐいを買う。
ボブのはすぐに決まったのだが、奥さんのほうのが、むつかしい。
けっこう迷って、ほたるの柄にする。


かまわぬの接客はいつだってすばらしい。
これがにっぽんのこころか!と、感じ入る。
こんど、雪駄を買いにこよう。


贈りものを持ってまちを歩くのは、
とてもわくわくする。


さて、代官山まで来たら、中目黒だ。COW BOOKSだ。
川沿いをたっぷり歩く。左手にブックオフが見えても、まだまだ歩く。
今日はヤタローさんがいた。
電話に向かって、「まだ先です。そのまま歩いて右手にあります」
そうなのだ、なんど来ても不安になっちゃうくらいなのだ。


もう、『東京モンタナ急行』は売れてしまっている。あたりまえか。
あいかわらず、谷川俊太郎がいい感じに揃っている。
けれど、ここの本は、ちょっぴし高いなあ。
何も買えずに、店を出た。


ブックオフで、『生活という速度―歩く。見る。変わる。』発見。
前にみつけたのは高田馬場だったか。
嘘みたいだ。900円。どうなんだろう。
腹が減っていた。急速に疲れてくる、帰ろう。


車中のともは、『この本が、世界に存在することに (ダ・ヴィンチ・ブックス)
そろそろ読み終える。泣きそうになったりした。