これで駄目なら?いや、幸せです!
寒気に負けじと、日曜出勤。
日曜日は、送品表と睨みあわずにすむので、
読書がはかどる。嬉しい。
車中のとも。
カート・ヴォネガット、円城塔『これで駄目なら』(飛鳥新社)
ダン・ウェイクフィールドの序文から、面白い。
店頭でパラパラしたときに買うきっかけになった、
ビートルズの箇所も改めて。
地獄の蓋が開いたときに、我々が持ちうる最も有意義な考えは、わたしたちは違った世代に属しているってわけじゃないことだ。そう信じさせようとする奴らもいるが、違う。(p.25)
しごくまっとうなことを言っている。
そして、読んでいてとても愉快だ。
ときどき本を閉じて、表紙のヴォネガットの顔を見る。
励まされるような気持ちになる。
ヴォネガットは、まだ読んだことがない。
読んだことはないが、一冊、部屋にある。