ぼくの寄港地
帰りに、ちらっと天王寺に寄って、
Kさんとお話する。もしかしたら今まで、
お店に行って、会えなかったことがないかもしれない。
それって、すごいことだよなぁ。さすがに無休じゃないだろうし、
休憩中の場合だってあるだろう。なんだか、
とても嬉しい偶然だね。
わずかな時間ながら、あれもこれもと、
いろいろと話題にのぼせてしまう。『レコードと暮らし』が面白かったことを、
言う。今回は、面白かった本のことを言えて、良かった。
なるべくおしゃべりは控えねば、と店内散策に転じるも、
海外文学のコーナーでやたらと本が甘く誘って来るので、
鼻息を荒くしながら逃げ出した。再びKさんに遭遇し、
手にしていた文庫のことで、またおしゃべり。
購入。スタンダードブックストアあべの。
内堀弘『ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影 (ちくま文庫)』(筑摩書房)
さっと立ち寄れて、本の話ができる店員さんがいて、
買いきれないほどの欲しい本が誘惑してくる本屋さん。
あぁ、ぼくにも嬉しい寄港地ができたのかなあと思いながら、
帰って来た。ちょっと遠くの港で微笑んでいるだろう長谷川さんのことを、
思い出した。あちらの本屋さんにもときどきは、立ち寄りたい。
車中のとも。
村上春樹『村上春樹 雑文集 (新潮文庫)』(新潮社)
翻訳の話が始まってます。面白い。
キャッチャーとかロング・グッドバイ、再読したくなる。
田口史人『レコードと暮らし』(夏葉社)*1発刊記念レコード寄席!奈良編、
予約できました。当日、速やかに退勤できるか、今からエレベーターを使わずに階段を使って、
身体を鍛えて、走って帰る体力増強に努めなければだ。