私を変える小さな本
他のスタッフさんが受けた問い合わせ。
探しても探しても見つからなかったが、
ストッカーからとうとう見つけ出した。
結局、その本とは別のものをお買い上げになったそうだが、
見つけ出せたことが嬉しかった。100%自己満足だね。
車中のとも。
堀部篤史『街を変える小さな店?京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。』(京阪神エルマガジン社/京阪神Lマガジン )
まえがきを読む。堀部さんの、気負い過ぎていないトーンに、
頼もしさを感じる。そして昨日いただいたサインの日付が、
今日の日付になっていることに気づく。常に季節を先取りして生きる、
書店員らしい感覚として、勝手に共感してみた。(←勝手だね)
でも、あれだね、恵文社さんは、雑誌とか毎日どさどさ来るわけじゃないから、
送品表にらみながら、翌日の雑誌の面取りとかすることもないんだろうし、
そんなに季節を先取りすることもないのかもしれない。・・・いいなぁ。
・・・ってことは何かい?単なるカンチガイかね。
ぼく、一番はじめにサインもらったのだけど、
何人目まで11月25日で書いちゃったンだろう。
第1章は、恵文社のこと。堀部さんが恵文社で働き始めた頃の話も。
とても興味深い。僕が初めて恵文社一乗寺店に行ったのは、
いつなんだろう。初めて知ったのは、何を見たんだろう。
100%ORANGE の何かを検索していてたどりついたのだったか。
トークのあと、堀部さんがこの本を書くにあたって調べた、
恵文社関係の資料を見ることができたのだが、サインだけもらって、
そそくさと店に戻ってぶらぶらしてしまった。今にして思えば、
あれをパラパラして、自分がどうやって恵文社を知ったのか、
調べてみたらよかったな、と。残念。いつか、堀部さんに、
おねだりして、見せてもらいたいなぁ。
毎朝入荷する本のなかに、自分が選んだ本が入っていることがただただ嬉しく、面白い棚をつくるという「仕事」にすっかり夢中になった。もちろん、売り上げのことなどはほとんど頭になかったのだが。(p.19)
第2章では、京都の小さな店が、
いくつも紹介されている。知らなかったお店もたくさん。
そして、そのお店の紹介を読みながら感じる「ぞわぞわ」は、
「自分もそういうお店をやってみたいな〜」というのとは違う、
なんというか、「そういう生き方ってあるのか!」とか、
「うまく言えないけど、なんだか自分が恥ずかしい」とか、
そういう感じ。
羨ましい、ではなく。
でも、なんか、今のままじゃ、いやだな、って感じ。
書いていて、青臭いですな。
屯風、迷子が気になる。
山本善行さんも、登場!
小ぶりな本のたたずまいが愛らしい。
謎のリスのキャラも魅力あふれる。
通勤のともに、心踊る一冊だ。