車中のともは、本。

社会を変えるには (講談社現代新書)


携帯を忘れてでかけた。
電車の中でも、あたりまえだが、
携帯をいじることができない。


普段、そうとう支配されてるな、
と思う。何度もポケットに手をやっては、
「あ、今日は持ってないんだ」と気づく。


車中のとも。
小熊英二社会を変えるには (講談社現代新書)』(講談社

家族でも政治でも労組でも、お金や暴力に頼るようになるのは、人びとが「自由」になってきつつあるのに、新しい関係に移ることを拒否して、旧来の関係をむりやり保とうとするからです。お金や暴力は、関係が希薄になってくるところに、関係の代役として入りこんでくるのです。(p.119)


携帯を持っていないと、電車の中で、
なんのためらいもなく本を手に取れる。
代役は、なし。・・・よし。