真夏の夜のギャツビー
昨夜は、卓球の試合なぞを遅くまで見てしまった。
いやー、勝ちましたね、愛ちゃん。すてきな困り顔。
福原・平野のダブルスは、安心して見れました。
一夜明けて、妻と娘と図書館に。
上限いっぱいに借りていた僕は、
新聞の読書欄などを見たり。
7月29日の毎日新聞に紹介されていた、
永江朗の本が気になった。
永江朗『本を味方につける本 ---自分が変わる読書術 (14歳の世渡り術)』(河出書房新社)
夜、娘を寝かしつけながら、
いつのまにか眠ってしまっていた。
夕飯も食べずに!
12時近くなって起き出して、
なんだかよく分からないまま、
妻と旅行について話したりする。
四国に行こうか、と思っている。
借りてきたガイドなどを見ながら話しているうちに
どんどんわくわくしてくる。わくわくしながら、
隙を見ては、ギャツビーを読み干す。
読了。
スコット・フィッツジェラルド、村上春樹『グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)』(中央公論新社)
極端な言い方をするなら、僕はこの『グレート・ギャツビー』という小説を翻訳することを最終的な目標にし、そこに焦点を合わせて、これまで翻訳家としての道を歩んできたようなものである。(p.337-338)
面白かった。第二章の冒頭で若干、
灰色の退屈におぼれそうにもなったけれど、
フツーに、素直に、面白かった。
村上春樹の小説を好んで読む者にとって、
これだけ「気合いの入った仕事」を差し出されては、
抗う余地はないのかもしれない。
多少、誤植があったとしても。
そういえば、このお話は夏のお話でした。
学生時代に「英語」で読んだのも夏だった気がする。
でも、ぜんぜん、その季節感を味方に出来なかったなぁ。
主人公が30歳、というのも、ある程度影響しているのか。
いつの間にか、キャラウェイさんより、
年上になっていたのです、わたしも。
さて、明日は何を持っていこうか。
四国への予感、春樹、とくれば、
そうです、カフカ少年の出番です。