2012-02-14

ゆうべは久しぶりに楽しく飲んだ。
本の話や音楽の話を聞いた。
うーん、とても興味深い。
今朝は早番。寝坊せず。
よかった、よかった。

途中、「口実」という小説が載っているのだが、
これがまた、ぐんぐん読ませられた。山本直樹の漫画に出てきそうな。
「記憶の本棚」と名づけられたブックリストも、
知らない本がたくさん出てきて興味深かった。

入院してから三日間、絶えまなく襲った幻聴と、『今夜、すべてのバーで』を読んだことで初めて僕は自分がアル中であることを思い知ったのだ。作中で描かれるアル中の姿は自分と寸分違わなかった。（p.146）

気になる。
中島らも『今夜、すベてのバーで (講談社文庫)』（講談社）
ECD『失点・イン・ザ・パーク』（太田出版）
稲田奈緒美『土方巽絶後の身体』（日本放送出版協会）
ナンシー関『信仰の現場―すっとこどっこいにヨロシク (角川文庫)』（角川書店）
坪内祐三『一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 (文春文庫)』（文藝春秋）

借りた。
野坂昭如『エロ事師たち (新潮文庫)』（新潮社）
チューリップ『ALL BECAUSE OF YOU GUYS-すべて君たちのせいさ』（東芝ＥＭＩ株式会社）
チューリップ『日本』（東芝ＥＭＩ株式会社）

『エロ事師たち』の表紙は、宇野亜喜良だった。
昭和四十六年の六刷。いやぁ、すごいの借りてしまった。
そして、『ALL BECAUSE OF YOU GUYS』こんなのあるの、
知らなかった。チューリップによる、ビートルズのカバー。
選曲も渋い。

WE CAN WORK IT OUT
YOUR MOTHER SHOULD KNOW
I NEED YOU
ANOTHER GIRL
HERE THERE AND EVERYWHERE
THE NIGHT BEFORE
BLACKBIRD
WAIT
FOR NO ONE
LADY MADONNA
MARTHA MY DEAR
TWO OF US
HEY JUDE

財津和夫によるビートルズナンバーは、
ビートルズを聴きたい気持ちにさせてくれるし、
その曲自体でもビートルズが聞えてくる気もする。
「Two Of Us」とか、地味だけどいいよなぁと思っていたので、
思わぬ援軍を得た気分でとても嬉しい。

別に今まで閉じこもっていたわけではないと思うのだが、
こう立て続けに借りたモノから刺激を受けて、
次々に面白い思いをしてしまうと、なんだか、
これまでひどく意地を張ってきたような気分にもなる。

ま、そんなにシリアスにならずとも、
まだまだ世界には僕が面白いと思えることが、
たくさんあるのだな！というハッピーな発見！
ちゅうことで、忙しくなってきたなぁ。

とり、本屋さんにゆく

借りてきた世界