期間限定の弱さ
赤子をあやしながら、読書。
赤子には申し訳ないと、思いつつ。
赤子に愛を惜しむべからず、と思いつつ。
弱い父を、許してくれるか、今だけは。
読了。
内田樹『期間限定の思想 「おじさん」的思考2 (角川文庫)』(角川書店(角川グループパブリッシング))
自分は弱い、しかしその弱さを自分は自分に許さない。
そう決意している人間だけしか、弱さから抜け出すことができない。
弱さに安住している人間は、永遠に泣き続け、わめき続け、怒鳴り続け、怖れ続け、憎み続け、妬み続ける他ない。(p.176)