劇薬の記憶に口をまげ

アクティング・クラス

 

七五さんの、最終営業日か。

かの地、かの店で一冊でも多くの、

幸福な出会いがありますように。

 

読了。

ニック・ドルナソ、藤井光『アクティング・クラス』(早川書房

 

悪意というほどの「意思」が介在しないのに、

「不幸」が育っていってしまう後味の悪さ。

そこに、「演劇」や「演技」というものが、

しっかりと関わっている。読み終わって、

家の中をうろつきながら、思いのほか、

ココロが消耗しているのを感じる。

 

Tとのやり取りの中でも、『アクティング・クラス』に、

触れないわけにはいかない。想像していた以上に、

あれこれと考えさせられる本だったのかな。

よかった、よかった。それにしても、

エチュードって怖いよなぁ。

 

その昔、Tとやっていた公演の稽古で、

エチュード中に共演者に殴られて、

殴り返したことを思い出した。

怖い、怖い。

 

田崎つくる、読み進めた。

夜は、ぎょうざ。