難しいけど読みたいの
09分にはわずかに届かず。
でも、今日は休配なので問題ない。
セブンでサンドイッチと飲み物を買って駅へ。
送品表はパスで、いきなり文庫に手が出る。
珍しくTLもスルー。いいぞ。
車中のとも。
ポール・オースター、柴田元幸、畔柳和代『空腹の技法 (新潮文庫)』(新潮社)
今日我々がバルを重要な人物とみなすのは、彼が答えを発見したからではなく、問題をこの上なく明晰に描き出してみせたからだ。(p.79)
なんとなく、『問題解決大全』に出てきそうな文章だな。
ダダのところ、詩人のところを読む。
ある程度眠気が薄まっていれば読めるが難解なことに変わりはない、
フーゴ・バルという人物は、ぜんぜん知らなかった。
「有名な写真」というのが気になって、
ガラケーで検索して、それらしいの発見。
ウォルター・ローリーのところは、
難しかったが面白くもあった。詩みたい、
と感じる自分がいた。どの辺りに感じたのか。
これまで読んできた言葉の、詩と呼ばれていた一群との類似。
今日は、予約分ではなく店頭から広辞苑が売れてよかった。
革装の問い合わせもあった。(第7版の革装も出るのかしら)
気になる新刊。
南後由和『ひとり空間の都市論 (ちくま新書)』(筑摩書房)
鳥飼玖美子『英語教育の危機 (ちくま新書)』(筑摩書房)
新井見枝香『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』(秀和システム)
『ひとり空間の都市論』冒頭に、
「孤独のグルメ」の紹介があった。「井之頭五郎」が、
「井の頭」と表記されていて、井の頭線か何かかと思った。
こういう社会学っぽい新書をやたら買ってしまう学生だった。
そういえば、最近は買ってないし読んでもいないな。
久しぶりにこういうの読みたくなってるけど、
これってどういう欲望なんだろうか。
『英語教育の危機』は、鳥飼玖美子のまえがきが熱かった。
裏表紙の笑顔も、いい。なんとなく、小学校からの英語教育に、
抵抗を感じている。だからというわけでもないけれど、
ちょっと読んでおかなきゃなー、という感触。
『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』を、
ようやく書店の棚で見つけることができた。なるほど、
確かに啓林堂書店にあった。そう遠くはなかったが、
手に取るまでに半月ほどかかったな。最初んとこ、
ぱらぱら読んだら、とても面白い。いつ買おうか。
啓林堂に、柴田訳のハックルベリー*1も発見。
前にはなかったはず。最近仕入れたんかなー。
もしくは、回転して再入荷か。どちらにしても、
担当さん、目が行き届いてますな。
*1:『マーク・トウェイン、柴田元幸『ハックルベリー・フィンの冒けん』(研究社)