娘の発表会を見ない

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)


今日は娘の保育園で発表会らしきものがある、
出掛けに、レシートの裏かなにかにひらがなでメッセージ。


車中のとも。
ピエール・バイヤール、大浦康介『読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)』(筑摩書房


「序」を読んだ。面白い!つくづく自分は、
自分に関係がある文章を読むのが好きだな、と思う。
本屋さんのこととか本を読むこととか。『『罪と罰』を読まない』*1についても頭をかすめた。

私の経験によれば、読んだことのない本について面白い会話を交わすことはまったく可能である。会話の相手もそれを読んでいなくてかまわない。むしろそのほうがいいくらいだ。(p.12)


気になる新刊。
鬼平犯科帳ファイナル 2016年 11 月号 [雑誌]: オール讀物 増刊』(文藝春秋


ここ数日、パソコンに向かわないとできない仕事を、
ずっとやっていてしんどい。今日はもう終わりにしよう、
と思って立ち上がり、さっき問い合わせの際に通りがかって気になっていた、
語学書の棚へ向かって少しだけ平積みの乱れや、棚から落とされていた本を差す。
何かが回復したような気分になって、退勤。


妻から、娘ががんばったので何かみやげを買って来るようにという指令。
近鉄奈良に着いてから、ちょっとだけ店を回ってみる。土産物屋で、
鹿のキーホルダーみたいなのを買って帰る。思いのほか、喜んだ。


届いた。
SAVVY(サヴィ) 2016年 12 月号 [雑誌]』(京阪神エルマガジン社


自宅配送の定期購読、というのを、ときどきやっている。
関東にいたころには『BRUTUS』を、去年は『MOE』を、
そして今月からは『SAVVY』である。


郵便受けに毎月雑誌が届く、というのは、
生活の中でうまく息継ぎができずに溺れかけている僕にとって、
ちょっと立ち止まって水面から顔を出してほっとできる休憩時間のようなもので、
昨日思ったこととはまた別に、本屋さんの店頭では得られない喜びを、
「本」からもらえる機会となっているのである。おすすめです。


妻子が風呂に入っている間に皿を洗いながら、
ふと、日本シリーズが気になってテレビをつけてみる。
まだ試合中だ。もうすぐ22時だというのに。
ストライク・ボールの表記が嫌で、
すぐに消してしまう。


田部井淳子さんが亡くなったという。
田部井さんの文章が入ってるアンソロジーみたいの、読んだな。
→新潮社編『私の本棚 (新潮文庫)』(新潮文庫*2