ハガキでランニングホームランを

英語で言うとはこういうこと (角川oneテーマ21)


今日も、講習。
予習は要らないから、本を読む。
ランニング・ホームランのことが書いてある。
読み出したら思いがけず短くて、あっという間に読み終えてしまう読書にも、
ランニングホームランの気配がある、とか思ったり。


読了。
片岡義男英語で言うとはこういうこと (角川oneテーマ21)』(角川書店


講義が始まる前の時間で、K氏にハガキを書く。
これまでにもらった3枚のハガキをさっと見ただけで、
青い字がびっしりと書かれた紙面が「K氏のハガキ」というジャンルを、
僕の脳髄の奥深くに突き刺して確立させたことを思い知る。


昼休憩時、昨日と同じルートで、近くのモールに食事へ出る。
二日目なので、途中階でデッキに出て最短ルートを取る、
など、多少の「上達」が見られる。嬉しい。同じ店で、
同じメニューの食事。効率優先。モール内のショップで、
ハガキを書い足す。モール内の書店もさっと眺める。


午後の講習に出る前にハガキを投函したかったが、
思いのほか、時間がなくて、急いで戻ることになった。
ハガキを書いて、早くポストに投函したい気持ちって、
なんなのか。早く届けたいならメールを送ればいい。
あえてハガキにしたのに、はやる気持ちとは。


結局、講義を終えて駅に戻る途中のポストに投函した。
そのポストの最終集荷は、もう少し後だった。明日は無理でも、
明後日にはK氏に届くことだろう。重たいテキストを持って、
店へと向かう。遅番の後半戦へと接続される。


車中のとも。
続・中学生からの大学講義3 創造するということ (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房


原研哉のとこ、読み終えた。若い人たちへの読書案内、
自著の『デザインのデザイン』*1を紹介している。
あれは、そうとう面白かった。それと比べると、本書の文章には、
それほどグッとこなかった。むしろ、何か警戒心にも似た感情が、
常に胸のあたりを漂っていた感じすらあった。いったい、
原さんの文章のどこに警戒していたのか。


続いて、堀江敏幸「あとからわかること」。
「いつか王子駅で」の作品誕生の経緯を初めて知る。
すごいなぁ。「読むことも待つことだし、書くことも待つことなんです」
というくだりに、ため息。この講義を実際に聞いた生徒たちは、
どんな感想を抱いたのだろうか。それぞれに、
響くところがあったのだろうか。いいなぁ。