時間を味方に遊べ

洗濯していて、娘らの遊びに参加せずにすんでいる。
実際のところ、自分の楽しみとして子どもと一緒に遊ぶのは、
難しい。同じ空間に「保護者」が別にいるとまた違う気がするのだが、
家事のことやら考えながらだとうまく遊べない。本気で遊ぼうとしすぎなのか。


今日明日は、各地で魅力的なイベントがあるが、
妻が出張で家を任されているので、家事をしながら音楽を流し、
子どもらの、おままごとの声を楽しむことにする。
隙を見て、本も読む。すまん、お父ちゃんは、
もう、童心をなくして久しいのだ。


休みのとも。
続・中学生からの大学講義3 創造するということ (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房


東浩紀の「若い人たちへの読書案内」で『カラマーゾフの兄弟』を紹介していた。
カラマーゾフは、新潮文庫で一度読んで面白かった。死ぬ前にもう一度読みたい。
光文社の新訳と、新潮文庫と、どっちで読むか。


読了。
若松英輔若松英輔エッセイ集 悲しみの秘義』(ナナロク社)


ゆうべの読みかけを最後まで。
3度目くらいか。久しぶりに通読できた。
内なる詩人に関する記述の繰返しが印象に残った通読だった。
全体的な衝撃度は薄まっていたが、ぴしりぴしりと打たれる文章の熱は相変わらず高く、
促される方角はまた少し違って感じられた。

想いを書くのが難しいと感じられるなら、印象に残った言葉を書き写すだけでもよい。心の琴線にふれた言葉を文字に刻むことも、人間に託された大切な役割なのである。(p.145)


ようやく姉妹が、それなりの仲良さで遊び始めた。
いがみあう様子は、幼子のあるべき姿と言い聞かせても、
なかなかに聞いていて辛い。つい、上の子への「指導」的な割り込みをしてしまう。