見えない力、差し出す勇気

目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)


お盆休配。
送品表から解き放たれたる我をとらえしTLよ。
乗り換え駅で、パンとコーヒー。ひとり芝居のこと。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
桐光学園ちくまプリマー新書編集部『続・中学生からの大学講義1 学ぶということ (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房
長尾剛漱石山脈 現代日本の礎を築いた「師弟愛」 (朝日新書)』(朝日新聞出版)
浅山太一『内側から見る 創価学会と公明党 (ディスカヴァー携書)』(ディスカヴァー・トゥエンティワン


車中のとも。
田尻久子『猫はしっぽでしゃべる』(ナナロク社)


「団地」読んだ。僕も団地育ち。
とても面白く読んだ。でも、誰かにすすめたい、
とは思わなかった。なんというか、この面白さは、
ひどく個人的なものだよ、と、わざわざ言い立てたいくらい。


とはいえ、「自分の読みたい本は自分で探せ、他人の意見は参考にするな」
と声を荒げるのも違う気がする。「オススメ」という語の有無は別にして、
誰かの感想は参考にしていいと思う。その「誰か」から強い関心を生じることもあるだろうし、
一緒に紹介された本を読んだことがあればそれも力になる。


読みたいきっかけは、なんでもいい。


そうね。田尻さんの、心配した元スタッフの素麺が食べられた話があったが、
そういう風に差し出された本だから、読めた、ということも確かにあるかもしれない。
うまく差し出すのは難しそうだけれど、ただ、棚にあるだけでなく、わざわざ、
ぼくが差し出したからこそ、読めた。そういうことも、あるかもしれない。


購入。
伊藤亜紗目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)』(光文社)
解説:上西充子、解説:田中信一郎、ハーバービジネスオンライン編集部『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』(扶桑社)


なんというか、今年も、
お盆の休配をうまく活用できなかった無念さを抱えて家路。